個人事業主で会社設立・法人設立を一度は考えたことがあるという方は多いのではないでしょうか。
しかし、「会社設立って大変そうだ」「会社設立のメリットがよくわからない」という理由から、躊躇している方も少なくないかと思います。
ここでは会社の設立による『メリット・デメリット』や『手続きの流れ』について簡単にご紹介いたします。
| 所得税 | 法人税 | |||
| 課税所得金額 | 税率 | 課税所得金額 | 税率 | |
|---|---|---|---|---|
| 330万円以下 | 10% | 800万円以下 | 22% | |
| 330万円超 900万円以下 | 20% | 800万円超 | 30% | |
| 900万円超 1,800万円以下 | 30% | |||
| 1,800万円超 | 37% | |||
※個人・会社共に、別途『住民税』と『事業税』がかかります。
例えば・・・
売上:2,000万円
費用:1,200万円
役員報酬:800万円(利益の全額を役員報酬で支払ったと仮定)
家族:妻と子供1人

なお、平成18年度の税制改正により、平成18年4月以降に開始する事業年度については、 一定の条件の下で、この「給与所得控除の特典」が廃止されることになりました。
詳細については、当事務所までお気軽に御相談下さい。
※繰越控除の適用を受けるためには青色申告が要件となります。
この他にも・・・
などといった節税方法があります。
一般的に会社を設立すると社会的信用が高まります。社会的信用が高まることにより、以下のようなメリットが考えられます。
など

社会的信用は経営を行う上で極めて重要であり、これを高めることは経営の拡大や安定化につながります。
個人事業主の場合は、家計と経費を同じ財布から出しているケースが多く、経理が不明確になりがちです。
これに対し会社は法律上、別個の人格として扱われますので家計と経費の混同は認められません。このため、経理が明確になり、健全かつケジメのある経営が可能となります。
個人事業主は債務について無限に責任を負います巣が、会社の場合、債務に対する責任は出資額に限定されます。このため、万が一経営に失敗した場合のリスク回避の負担が少なくなります。
※ただし、借入等の際に個人保証を求められる場合は、当該債務に対する責任は限定されません。
上記1~4のメリットに通ずるのですが、事業拡大を個人事業主のままで進めていくのには、『信用面』『資金繰り面』『経理面』『組織面』などからおのずと限界があります。
よって、事業拡大を目指す上で会社設立は必須といえるでしょう。
これまでに挙げてきたように、会社設立はメリットばかりではありません。デメリットも踏まえたうえで、現状の事業に対ししっかり比較検討するほうが賢明です。
これまで株式会社を設立するにあたっては最低1,000万円(有限会社では300万円)の資本金が必要でした。しかし、2006年5月施行の新会社法により、これまでの最低資本金制度が撤廃され、1円から会社を設立することが可能となりました。
しかも、これまで複雑だった株式会社の仕組みもかなり簡素化されました。よって会社設立をご検討される場合には、新会社法が施行される5月以降がオススメといえます。